看護師の現状

    看護師の現状として最も深刻な問題は、看護師不足です。 看護師の就業者数は年平均約1万人増加の傾向にありますが、需要がそれをはるかに上回る規模で拡大しています。看護師の資格保有者で、現在看護関係の仕事をしていない「潜在看護職員」は約55万人にも上っているという報告もあります。この、勤務条件の低さが離職を招き、慢性的な看護師不足となっています。 また、2006年4月の診療報酬改定で入院病棟の看護師配置基準が変更となり、看護師の数が多いほど病院が受け取る診療報酬が増加する仕組みが導入されました。OECDの資料によれば、100床あたりの看護職員数でアメリカは233人、フランスでも91.1人であるのに対し、日本は54人と先進国の中では最低ランクになっています。 看護師不足のため経験の浅い新人でも、いろいろな仕事をする必要が出てるので、経験が少ない上に過密な労働になるということは、それだけミスを誘発しやすくなるという問題もあります。